こんにちは!名古屋のウクレレ、ボーカル、ギター教室「ポワンポワンスタジオ」です。
今回のテーマは去年からの続き、「スピードが上がらない方へ⑨」です。
「身体の使い方に問題がある」という点の続きを書いていきます。
上手い人の演奏を見ているとスラスラ弾いているような印象を受けたとこありませんか?
エリッククラプトンは昔「スローハンド」の名称で呼ばれてたりしました。演奏がバタつかずスローに見えるんです。
実際にはスローになっているわけではなく、無駄な動きがないのであまり動いてないように見えるだけです。
では「無駄な動き」とはなんでしょうか?
前回書いたように指への命令を効率よく出さないと指は余分な動きをします。指への命令は最低限でいいのです。命令の強さは指に余計な力みを与えます。
指には極力、命令を出さず、最終的な微調整でミリ単位の動きをしてもらう程度で充分です。それ以外の動きは手首や肘、肩にやってもらいましょう。
・・・といっても理屈ではわかっていても命令を出さないということはかなり難しいです。
知らず知らずのうちに人は無意識で命令を出してしまいますし、無意識を止めることはなかなかできる事ではありません。そもそも「無意識を意識する」ということって矛盾してますよね?
ではどうすればいいのかというと「無意識にせざる得ない状態」にすればいいのです。
人は一度に複数の場所に意識をすることは困難です。例えば①右手の親指と②左手の薬指と③左耳に聞こえる音、④自分の呼吸の深さと意識してみてください。
段々と意識が1つ増えるたびに他の意識が薄くなるのを感じると思います。
そうすると他の部位はすべて無意識になります。
これを逆手に取ると「お腹に力を入れると他の場所が無意識に近い状態になる」と言えます。もちろん完全に忘れるわけではないですがお腹に力を入れることで他の部位に意識が行きすぎることが少なくなります。
次回は今までのまとめを書いていきます。
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